Ｈａｐｐｙコネクション

先週の金曜日、

父方の祖母が97歳で永眠しました。


祖母は定年になるまで小学校の先生をして、

働きながら三人の子供を育てました。

祖父が早くに亡くなった為、稼ぎ手は祖母だけでした。


祖母が若い頃は

女性で自転車に乗っている人は少なかったそうですが、

祖母はその頃から自転車に乗っていたと話していました。

本を読む事が好きな少女だったそうです。



年齢を重ねるうちに

信仰深くなったようで

祖母の家に行くと

「南無阿弥陀仏」のお経を毎朝唱えていました。


子供の頃は近寄りがたかった祖母でしたが、

私も二十歳を越えた頃からは

年に数回は祖母の家に足を運び

祖母と一緒にお経をあげたり

たくさん会話をする事ができました。

あの時期が私と祖母の距離を縮めてくれました。


厳しい面もあり、叱られる事もありました。

その言葉の痛さに悔しさとやるせなさを感じ

涙を流した事もありましたが、

祖母の言葉には

私に幸せになってほしいからこその言葉だったと

時間が経ってから理解しました。


ここ数年は、

祖母の記憶がどんどんあいまいになっていきましたが、

最後まで献身的に介護をしてくれた叔父さんと叔母さん、

従兄弟達に心から感謝です。


穏かな美しい顔で

天国に旅立った祖母。



祖母の孫として生まれ

この家族・親族に恵まれ

本当に幸せだと思いました。


おばあちゃん、ありがとう。

ちゃんと幸せになるから

心配しないでね。